ごあいさつ
弊社はエボナイト素材の国内唯一のメーカーです。
山形から北海道の開拓地に一家で移住した初代・遠藤勝造が集団就職のために17歳で東京に上京し、数年間の工場勤めを経て昭和27年(1952年)に創業しました。
その時代、日本には多くのエボナイト工場がありました。絶縁体などの電気部品から、ボウリングの玉・電話機・蓄音機・ラジオ・ダイヤル(操作つまみ)・カメラのボディ・万年筆など、多くの用途に利用されていました。生活の側にある普通の素材で、小学校の静電気の実験でエボナイトの棒をこすった思い出のある方は多いのではないでしょうか。
その後、より大量生産に向いたプラスチックの出現により、エボナイトは徐々に必要とされる場が少なくなりました。
それでも私達は悲観はしていません。自然素材である天然ゴムと硫黄から作られたエボナイトには、プラスチックに置き換えられらない優れた特性があります。電気絶縁性、酸性にもアルカリ性にも強い耐薬品性、経年使用に強い、熱で溶けない、などの特性を兼ね備えた素材です。また、楽器・音響部品として音質の向上を実現させる素材でもあります。エボナイトを必要として下さるお客様がある限り、生産し続ける覚悟です。
また、近年「古くて新しい素材」として海外からも注目を集めています。海外への輸出も年々増加しており、メーカー、個人を問わず、1本からでも対応する姿勢が世界中のお客様に喜ばれています。
これからもずっとエボナイトを提供できるよう、エボナイトの可能性をお客様とともに探り続けてまいります。
会社概要
事業内容 | エボナイト素材製造・加工・販売、ゴム製造・加工・販売、 エボナイト製筆記用具(万年筆・ボールペン)製造販売 |
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営業品目 | エボナイト素材(棒・板・管)、ゴム車輪・キャスター、NBRフロート、
木管楽器用内管製造、楽器用マウスピース製造、エボナイト製ギターピック、 エボナイト製手作り万年筆・文具、カラー・マーブルエボナイト、 徒手療法士専用器具、他エボナイト加工品 |
創業 | 1952年(昭和27年)8月 |
設立 | 1957年(昭和32年)8月 |
資本金 | 1000万円 |
代表者 | 代表取締役 遠藤智久 |
従業員数 | 16名 |
事業所 | 事務所・工場/東京都荒川区荒川1-38-6 店舗(笑暮屋)/荒川1-38-5 |
売上高 | 13,351万円(2023年7月) |
取引銀行 | 三井住友銀行/町屋支店 城北信用金庫/本店営業部 |
工場敷地 | 616.22平米 |
建物延 | 615.28平米 |
機械設備 | IHIボイラー2基、蒸釜3台、押出機5台、ロール機4台、 蒸気プレス、電気プレス、真空プレス、加硫試験機、轆轤、旋盤加工機、NC旋盤、粉砕機 |
沿革
1952年 | 合資会社日興エボナイト製造所設立 |
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1957年 | 株式会社日興エボナイト製造所設立 |
2007年 | 荒川区MACCプロジェクトに参加 中小企業産業交流展に出展(東京ビッグサイト) |
1998年 | 遠藤昌吾社長就任 |
2007年 | 荒川区MACCプロジェクトに参加 |
2008年 | スローガン「エボナイト元年」 エボナイトのカラー化及びマーブリングに成功 東京都より経営革新計画の承認を受ける 徒手療法士専用器具「2WAYセラウェッジ」実用新案登録 |
2009年 | 第3回TASKものづくり大賞奨励賞受賞・共同開発部門「間中カスタム」
荒川区モノづくり見学・体験スポットに登録 Webショップ「笑暮屋」開設。オリジナル万年筆の販売を開始 |
2010年 | 第4回TASKものづくり大賞奨励賞受賞・共同開発部門「エボナイト美錠」 遠藤智久社長就任 |
2011年 | 日本橋三越本店「世界の万年筆祭」に初出店 |
2013年 | しんきん協議会「優良企業表彰・特別奨励賞」受賞 東京都経営革新計画の承認を受ける(2回目) 荒川区新商品・新技術大賞「優秀賞」を「マーブルエボナイト」が受賞 |
2019年 | 勇気ある経営大賞・奨励賞受賞 |
2020年 | 粉砕機を導入、エボナイト粉末の製造開始 |